知的財産特別授業「ペーパータワーでひらめきを形に!」栗東市少年少女発明クラブ
令和7年6月14日(土)、栗東市少年少女発明クラブにて「知的財産特別授業」を実施しました。
今回は、当事務所の代表弁理士である黒川陽一が、関西会知財授業担当として講師を務めました。
■ 授業の様子
毎年恒例となった栗東市少年少女発明クラブでの「ペーパータワー発明工作授業」を、今年も実施しました。この日は令和7年度クラブの開講式も兼ねており、新たに入会した小学4~6年生のクラブ員12名が参加しました。
授業の冒頭は緊張した様子の子どもたちでしたが、「発明」や「発明家」の話題になると、徐々に興味を示し始め、積極的に発言する場面も見られました。弁理士という職業には馴染みがなかったようですが、アイデアを大切にする考え方にはしっかりと関心を寄せていました。
いよいよペーパータワーづくりがスタートすると、子どもたちは「紙をどう折れば強度が出るのか?」、「丸める? 折る? 重ねる?」といった問いに向き合いながら試行錯誤。やがて、各チームで自然と役割分担が生まれ、設計担当・組み立て担当など、協力しながら創造的なタワーづくりが進みました。
完成したタワーはどれも個性豊かで、創意工夫が光る作品ばかり。
中でも、優勝チームはなんと高さ147cmの安定したペーパータワーを築き上げました!!
授業の最後には、「どのタワーにもそれぞれの工夫があること」、「答えは一つではなく、工夫によって結果が変わること」、「仲間と協力することの大切さ」などを講師より伝えました。
■ 参加者の声
「難しかったけど楽しかった!」
「どうやったらもっと高くできるかを考えるのが面白かった」
といった声が多く聞かれ、子どもたちにとって充実した時間になったようです。
■ 授業の狙い
本授業では、以下のような教育的目標を掲げて実施しました。
- 発明品を実際に作る体験を通じて、「発明」をより身近に感じてもらうこと
- アイデアを生み出す楽しさと、その価値を守る「知的財産権」の重要性を伝えること
- 仲間と協力し合って発明を行うことで、個人では生み出せない創造力を実感してもらうこと
■ おわりに
知的財産教育は、発明や創造力だけでなく、「人のアイデアを尊重する心」を育む大切な取り組みだと考えています。今回のような体験を通じて、子どもたちの中にある好奇心や挑戦心がさらに育っていくことを願っています。
また、子どもたちがアイデアを出しながら試行錯誤する姿は大変微笑ましく、「難しかったけど楽しかった」といった前向きな声も多く、今回の授業を実施できて良かったと感じています。この授業を通して、子どもたちが自ら考え、協力し、アイデアを形にする喜びを感じてくれたことと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
🧑💼 黒川弁理士事務所|代表 弁理士 黒川陽一(京都)
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