スタートアップの熱気、京都へ──本日、IVS 2025開幕!
本日2025年7月2日から、京都で開催される「IVS KYOTO 2025」がいよいよスタートします。
(公式サイト▶︎ https://www.ivs.events/ja)
IVS(Infinity Ventures Summit)は、スタートアップ、投資家、大企業、行政、メディアなど、あらゆるステークホルダーが集まる、日本最大級のスタートアップイベントです。
このイベントは2007年に始まり、以来、国内外のイノベーターたちが知見を交わし、事業や資本、ビジョンを共有する場所として発展してきました。京都開催は昨年に続いて3回目。伝統文化とテクノロジーが交差する「京都」という都市が、このイベントの多様性と深みをさらに引き立てています。
余談ですが、先日京都の行政の方から、「京都はスタートアップに適した環境である」というお話をお伺いしました。
その理由として、京都がスタートアップに適している理由の一つに、その地理的なコンパクトさが挙げられます。市内の中心部、特に直径6km程度の範囲内に、多くの大企業、研究機関が集まる大学群、そして寺社仏閣に代表される伝統産業、さらに行政機関などが高密度に集積しています。そのため、スムーズな連携、共同プロジェクトの立ち上げが非常に容易というメリットがあります。
話は戻しまして、今年のテーマは「Reshape Japan with Global Minds」。日本のスタートアップ・エコシステムを再構築し、「グローバルマインド」を持つ人々とともに未来を創るという強いメッセージが込められています。
スタートアップシーンの進化と多様化
近年、日本のスタートアップエコシステムは確実に進化しています。
以前は「起業=一握りの特別な人」という印象が強かったかもしれませんが、今や学生起業家、大学発ベンチャー、大企業のスピンアウト、社会課題解決型スタートアップ、女性起業家、地方創生スタートアップなど、多様な挑戦者が登場し、支援体制も広がりを見せています。
特にここ数年は、以下のような分野に注目が集まっています。
- 生成AI・LLM(大規模言語モデル):技術革新のスピードが速く、知財保護とビジネス展開のバランスが問われる領域です。
- クライメートテック/GX(グリーントランスフォーメーション):環境問題とビジネスを両立させる新たな潮流。
- ヘルスケア・バイオベンチャー:知財戦略が事業成否を大きく左右する分野。
- 宇宙・ロボティクス・ドローン:規制や国際的枠組みを踏まえた知財・契約が重要に。
IVSでは、こうした最先端分野の起業家たちがステージに立ち、資金調達や事業提携の機会を得る「ピッチコンテスト」や、未来志向のセッションが多数用意されています。
知的財産の視点から見るIVSの価値
私は京都を拠点に、弁理士としてスタートアップや中小企業、大学などを対象に、技術・ビジネス・知財をつなぐ支援を行っています。
スタートアップの現場では、「特許を取るべきかどうか」から始まり、「オープンとクローズの境界」「海外展開における知財戦略」「他社との連携時の契約設計」など、知財に関する実務的な意思決定が極めて重要になります。
しかし、実は多くの起業家にとって、知財は“後回し”にされがちな分野でもあります。その背景には、以下のような実態があります。
- 知財が「よくわからない専門分野」に見える
- 特許取得に時間とコストがかかる
- 先に動いて市場を獲った者勝ちという感覚がある
- 外部支援者とのコミュニケーションギャップがある
だからこそ、私は「経営に役立つ知財」というキーワードを掲げ、知財を単なる法律上の防御手段ではなく、事業の推進力と捉えて支援をしています。
IVSのような場では、最新の事業トレンドをリアルに感じることができ、起業家や支援者の考え方を知る貴重な機会となります。そして、彼らが“今、何を求めているのか”を知ることが、支援者としての学びと成長にもつながるのです。
今後、現地での体験談もお届け予定です
私自身も今回、会場に足を運び、現地の熱気を体感する予定です。今からワクワクしています。
当日の様子や、印象に残ったトークセッション、注目のスタートアップ、京都ならではの空気感など、後日、体験談として記事にまとめて発信する予定です。
スタートアップに関わる皆さま、IVSに参加される方、会場でお会いできることがあればぜひお声がけください。
京都の街で、新しい出会いと気づきが生まれる3日間となることを楽しみにしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
🧑💼 黒川弁理士事務所|代表 弁理士 黒川陽一(京都)
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