【大阪工業大学 知的財産学部セミナー報告】弁理士のキャリアとブランド戦略を解説
京都の弁理士、黒川陽一です。
少し前になりますが、2024年12月に大阪工業大学 知的財産学部にてセミナーを実施させていただきました。
大阪工業大学 知的財産学部は、国内で唯一の知的財産を専門とする学部として2003年に設置され、本セミナーには熱意ある100名の学生の皆様にご聴講いただきました。
セミナーテーマ
- 弁理士のキャリア: 業務内容、現状、企業知財部と特許事務所の役割の違い、それぞれのキャリアパス、弁理士を目指した理由、弁理士のメリット(実体験に基づいた解説)
- ブランドと知的財産:
- ビジネスモデル・ライフサイクルから見たブランドの考え方
- ブランドに関わる知的財産権の取得(意匠権、商標権など)
- ブランドの保護・対策(商品特徴に応じた意匠・商標の保護戦略など)
なぜ今、「弁理士のキャリア」が注目されるのか
前回の記事では、企業知財部と特許事務所における弁理士の役割の違いについて解説いたしました。役割が異なることで、日々の業務内容、求められる能力・スキル、行動特性にも違いが生じるため、知財業界を目指す学生の皆様にとって、企業知財部と特許事務所のどちらに進むべきかは重要な検討事項です。
本セミナーのテーマ「弁理士のキャリア」では、私の実体験を交えながら、弁理士の多様な働き方やキャリアパスについてお話させていただきました。弁理士の仕事内容、弁理士の現状、企業内弁理士と特許事務所の弁理士の具体的な違い、私がそれぞれの道を選んだ理由、そして弁理士として感じるやりがいやメリットなどを率直にお伝えしました。
「ブランドと知的財産」:競争力を高めるための重要な視点
もう一つのテーマ「ブランドと知的財産」では、企業のブランド価値を高め、保護するための知的財産の重要性について解説しました。
具体的には、
- ビジネスモデルやプロダクトライフサイクルにおけるブランドの役割
- ブランドを保護するための知的財産権(特に意匠権・商標権の取得)の重要性と手続き
- 模倣品対策や商標権侵害への対応など、ブランドを守るための具体的な対策
について、事例を交えながら分かりやすく解説しました。
受講生の熱意と未来への期待
セミナーを通して、受講生の皆様のキャリアに対する意識の高さと、知的財産への強い関心を感じることができました。リアルな実務経験に基づいた私の話が、少しでも皆様の将来を考える上で参考になったら幸いです。
「弁理士を目指すモチベーションが高まった」という嬉しいご意見もいただき、私自身も大変励みになりました。また、既に弁理士試験の一次試験に合格されている学生の方もいらっしゃり、その高い志と実力に、日本の知的財産の未来は明るいと強く感じました。若い世代の成長が今から本当に楽しみです。
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