【知財成功事例】後発メーカーが市場を席巻！「雪見だいふく」に学ぶ差別化戦略と知的財産の力
kuro-ip「競合が多い中で、後発のスタートアップや中小企業がどうすれば勝てるのか？」
そんな疑問をお持ちの経営者の皆様へ。 本記事では、あの大人気商品「雪見だいふく」の成功事例から、商品差別化戦略における知的財産の力と活用法について解説します。
後発で市場に参入したロッテが、ユニークな発想と知的財産の活用によって、トップブランドへと成長を遂げた背景には、経営に活かせる重要なヒントが隠されています。
❄️ ヒントは「夏場のアイス売上減少」…大福餅の発想から誕生
ロッテの「雪見だいふく」は、アイスクリームを柔らかい餅で包むという斬新なアイデアから生まれました。しかし当初は、冷凍すると餅が硬くなってしまい、思うような食感が得られないという大きな課題に直面します。 この「技術的課題の解決」が、知的財産戦略と直結していたのです。
✨ 課題を解決した技術を、知的財産で守る
ロッテは、冷凍しても柔らかさを保てるよう、餅の成分や製造方法を徹底的に研究・改良しました。
その結果、あのモチモチとした独自食感を実現。さらに、この独自製法を特許出願・登録することで、他社が簡単に模倣できない技術的優位性を築きました。 この特許権の取得こそが、「雪見だいふく」が長年にわたり市場で愛され続ける“武器”となったのです。
🚀 知的財産で築く差別化と優位性
仮にこの製法を特許で保護していなければ、他社もすぐに同様の商品を開発し、価格競争に陥っていた可能性は高いでしょう。
しかし、ロッテは知的財産で模倣を防ぎ、自社独自のブランド価値を確立しました。 この戦略により、「雪見だいふく」はただのアイスではなく、“唯一無二”の商品として、消費者の記憶に残るブランドへと成長したのです。
✅ 中小企業・スタートアップが学ぶべき３つのポイント
「雪見だいふく」の事例から、中小企業・スタートアップが学べるポイントは以下の３つです：
- ユニークな発想と技術の開発
- 従来の枠にとらわれず、消費者の潜在ニーズに応える独自のアイデアや技術を生み出すこと。
- 知的財産による差別化
- 開発した技術やデザイン、ブランドは、特許・意匠・商標などで法的に守り、競合との明確な差をつけること。
- 知財を「守り」だけでなく「攻め」の戦略に活用する
- 知的財産は、模倣防止だけでなく、市場での優位性を築くための経営資源として活用すべきものです。
🧠 まとめ：知財を経営戦略の中核に！
「雪見だいふく」の成功は、商品力だけでなく、知的財産を活かした戦略的な差別化によって実現されました。 つまり、後発でも、スタートアップでも、戦略的に知財を使えば、市場で勝つことができるのです。 知的財産をどう活用すればよいかお悩みの方は、ぜひ知財専門家である黒川弁理士事務所にご相談ください。
あなたのビジネスの「武器」となる知財戦略を、共に築いていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
🧑💼 黒川弁理士事務所｜代表 弁理士 黒川陽一（京都）
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