【弁理士の知財普及・支援活動②】中小企業診断士との連携で「経営×知財」を強化
京都の弁理士、黒川陽一です。
今回は、私が積極的に取り組んでいる弁理士としての知財普及・支援活動の第2回目をご紹介します。 第1回目はこちら
士業連携による中小企業・スタートアップ支援
私は、日本弁理士会関西会の知財普及・支援委員会に所属し、知的財産(知財)の重要性を広く社会に伝える活動を行っています。 この活動の一環として、様々な専門分野の士業の方々と連携し、中小企業やスタートアップの成長を支援する取り組みに注力しています。
中でも、中小企業診断士との連携は、私の活動における重要な柱の一つです。 大阪診断協会の先生方とは、定期的にイベント企画や意見交換会を実施し、相互の知見を深めています。 中小企業診断士は、経営コンサルティングの国家資格であり、中小企業の経営課題を診断し、具体的な改善策を提案する専門家です。
なぜ、弁理士と中小企業診断士の連携が重要なのでしょうか?
中小企業が成長していくためには、経営戦略と知財戦略の両輪を回していくことが不可欠です。 しかし、多くの中小企業では、知財の専門家が身近にいないため、その重要性を認識しつつも、具体的なアクションに繋げられていないのが現状です。 中小企業診断士が経営全般の課題を見つける中で、知財の専門家である弁理士が早期から関与することで、事業の成長フェーズに合わせた最適な知財戦略を立案・実行支援することが可能になります。
診断士フェスタ大阪2024での知財普及活動
昨年は、「診断士フェスタ大阪2024」に出展し、弁理士としての知財普及活動を行いました。 弊所のブースでは説明員として、中小企業の経営者の皆様、中小企業診断士の先生方はじめ、他の士業の方々との交流を図り、「知財」を企業の経営戦略における「武器」として活用するための具体的なアドバイスを提供しました。
このような直接的な対話を通じて、知的財産が企業の事業成長を力強く支える原動力となることを、多くの方に伝える貴重な機会を得ることができました。
また、「診断士フェスタ大阪2024」では、業界別、テーマ別、実務型など、多種多様な中小企業診断士の研究会ブースが多数出展されており、各研究会がその活動内容を熱心にPRされていました。 それぞれの専門性を深く追求し、自己研鑽に励む士業の皆様の姿勢には、共通して感銘を受けると同時に、各士業ならではの独自の「カラー」があるように感じました。
一般的に、弁理士は専門職としての探求心が強く、緻密な思考を重視する傾向がある一方、コミュニケーションを苦手とする方もいらっしゃるかもしれません。 対照的に、中小企業診断士は、人と人との繋がりを大切にし、積極的な交流を通じて課題解決を目指す方が多い印象です(あくまで個人的な印象ですが)。 この異なる強みを活かし、連携することで、より多角的な視点から中小企業の課題解決に貢献できると考えています。
今後の展望:「経営」×「知財」の新たな可能性を追求
今後も知財普及活動を通じて、様々な士業の方々と積極的に連携しながら、「経営」と「知財」を掛け合わせた新たな可能性を引き出し、自身の専門性をさらに高めていきたいと考えています。 そして、企業の経営に深く寄り添い、事業成長に貢献できる実効性の高い知財戦略を提案できるよう、尽力していきます。
余談:私自身の挑戦
私自身も現在、経営支援の幅を広げるため、中小企業診断士の資格取得を目指しており、一次試験に合格し、二次試験に挑戦中です(2025年4月時点)。 弁理士の専門知識に加え、経営コンサルティングの視点を持つことで、より多角的なサポートを提供したいと考えています。 この学びを通じて得た知見も、今後の士業連携や中小企業支援活動に活かしていきたいと考えています。
もし、貴社で「経営」と「知財」の連携に課題を感じていたり、具体的な取り組みについてご相談されたいとお考えでしたら、お気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
🧑💼 黒川弁理士事務所|代表 弁理士 黒川陽一(京都)
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